NN:CC字幕
CC字幕
配信動画も義務化されるCC字幕
- CC字幕とは
聴覚障害のある方や、テレビの音が聞こえにくい方のために、セリフやナレーションだけでなく話者名や音情報を字幕で表示し、
視聴者側の設定で表示・非表示を切り替えられる配信方法です。
- CC字幕の義務化
2024年4月1日から改正法が施行される「障害者差別解消法」により「合理的配慮」が義務化され、
事業者は映像にCC字幕をつけることが必須になります。
- 「合理的配慮」を知っていますか?
障害者差別解消法により、障害のある方への「合理的配慮」などが求められています!!
正式名称は「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」で、平成28年4月1日からスタートしています。
- 「不当な差別的取扱い」の禁止
この法律では、国・都道府県・市町村などの役所や、会社やお店などの事業者が、障害のある人に対して、正当な理由なく、障害を理由として差別することを禁止しています。
- 「合理的配慮」の提供
障害のある人は、社会の中にあるバリアによって生活しづらい場合があります。この法律では、役所や事業者に対して、障害のある人から、社会の中にあるバリアを取り除くために何らかの対応を必要としているとの意思が伝えられたとき(注)に、負担が重すぎない範囲で対応すること(事業者においては、対応に努めること)を求めています。
(注)言語(手話を含む。)、点字、拡大文字、筆談、実物を示すことや身振りなどのサインによる合図、触覚など様々な手段により意思が伝えられることをいいます。通訳や障害のある人の家族、支援者、介助者、法定代理人など、障害のある人のコミュニケーションを支援する人のサポートにより本人の意思が伝えられることも含まれます。
- 対象となる「事業者」は?
この法律に書いてある「事業者」とは、会社やお店はもちろんのこと、同じサービスなどをくりかえし継続する意思をもって行う人たちをいい、ボランティア活動をするグループなども「事業者」に入ります。
引用:内閣府ホームページより
CC字幕が必須になる中、まだCC字幕制作がされていないコンテンツが数多く存在しているのが現状ですが、法改正に向け各配信事業者からはCC字幕の納品に関するお問い合せが増えてきております。
CC字幕の作成は、台本からの文字起こしが一般的ですが、古い作品や特定のジャンルによっては、台本が存在しないことがあります。
なゆたネットでは、台本の有無やコンテンツの内容に関わらず、制作者の意図や品質を保ちながらCC字幕を提供できるよう、技術研究を進めております。